
HOME > STD(性感染症)を調べる > 性器ヘルペス
水泡のようなものができ、それが破れてただれたような状態になり、強い痛みになります。
女性が初めて感染した場合は、排尿ができない位の強い痛みになると言われています。
治療で症状を抑えることはできますが、残念ながら原因のウイルスを死滅させることはできません。
たびたび再発する人には、それを抑える治療もあります。
同じ単純ヘルペスウイルスですが、口唇や顔などの上半身に症状が出るのは、主に1型の口唇ヘルペスで、下半身に症状が出るのは、主に2型の性器ヘルペスです。
ヘルペスが発症しているときは、とても感染力が強く、キスやクンニリングス、フェラチオでもうつる可能性があります。
・ヘルペスの病変部との接触により感染します。
・症状が出ていないときでも、性器の皮ふや粘膜にウイルスが出てきて、相手に感染することもあります。
・性器ヘルペスでなくても、口唇ヘルペスの症状がある時にオーラルセックスをすると、相手の性器に感染します。
(口唇ヘルペスを発症している場合はオーラルセックスを避けましょう。)
・母子感染を防ぐため、お産の時にヘルペスの病変部がある場合は、帝王切開がすすめられています。
オーラルセックスやキスで、口に感染する場合があります。
軽いヘルペスの場合、ほかのできものと区別するのはむつかしいようです。はっきりわからなくても、口のまわりやや性器の近くに水泡や赤いブツブツができていたら、なるべく触れないようにプレイ!
変部分からウイルス感染細胞を綿棒で採取し、検査を行います。
2〜3週間で自然治癒もしますが、重い症状のこともあるため、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
5〜10日間、薬を服用します。軽い症状では軟膏を塗布します。
重症例の場合には、点滴治療も行われます。
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単純ヘルペスウイルスの増殖を抑制する、 抗ヘルペスウイルス内服薬(アシクロビル、バラシクロビル)。 軽い症状では軟膏塗布(ビタラビン)。 重い症状では、入院して点滴治療も行います。 |
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病変部分の症状は治りますが、 ヘルペスウイルスは神経節に潜伏します。 |
ヘルペスを予防するには、ヘルペスが発症している箇所と、自分の粘膜(膣内、尿道、喉など)や傷口などが接触しないことが重要です。
キス、クンニリングス、フェラチオ、スマタ、本番など、風俗の多くのサービスでヘルペスは感染する可能性があります。
発症中は特に感染力が強く、病変部との接触や、病変部を触れた手を介して感染することもあります。
明らかにヘルペスだ、という場合は、サービスを中止しましょう。
プライベートでのセックスなど、コンドームの使用は感染の可能性を下げますが、病変部などとの接触により感染するので、コンドームの使用だけでは完全な予防はできません。
パートナーの検査の必要性は?
パートナーに性器ヘルペスの症状がある場合は、医師の判断をあおぐ必要があります。