
HOME > STD(性感染症)を調べる > HIV感染症/エイズ
「HIV」 とは 「エイズウイルス」 のこと。「HIV」 に感染する(うつる)と 「HIV感染者」 となります。
「HIV」 に感染すると免疫力がだんだん弱くなり、5~10年経つと日和見(ひよりみ)感染症などを引き起こします。それらのさまざまな症状を総称して、「エイズ(後天性免疫不全症候群)」 と言います。
日本では感染者数は増加の一途をたどっています。1日に約4人が感染(2010年)しています。
クラミジアなど、他のSTD(性病)に感染していると、HIV(エイズウイルス)の感染率は3~5倍増加します。
感染経路は他のSTDもほとんど同じ。HIVじゃなかったら大丈夫、という考えはとても危険です。
HIVは感染しても症状から判断することはできません。
コンスタントにお仕事していたら、クラミジア、淋病、梅毒とともに、月に一度の定期検査をうけましょう。
HIV感染症/エイズの治療法は進歩しています。HIVを体内から完全に排除することはできませんが、適切な治療によって、他の慢性疾患と同様、健康を回復したり、維持することができるようになっています。適切な治療を受けるためにも、検査を受けて早く見つけることが大切です。
基本的には、HIV(エイズウイルス)を含む血液、精液(さきばしり液含む)、膣分泌液といった体液が、相手の粘膜部分(主に口の中、ペニス、尿道、膣、直腸など)や傷口などに接触することで、感染の可能性が出てきます。
また、汗、涙、唾液、尿、便などの体液の接触による感染の可能性はありません。
あらゆる性行為(セックス・アナルセックス・オーラルセックス)により感染の可能性があります。
HIV(エイズウイルス)が粘膜や傷口から血液内に入って感染します。
毎月、定期的に検査を受けたい病気のひとつです。
→性行為の感染について詳しく
握手やトイレ、お風呂など通常の生活での感染はありません。
エイズウイルスに強い感染力はなく、空気中、水の中や食べ物の中などで生存することは
できません。
→日常生活の感染について詳しく
麻薬や覚せい剤の「まわし打ち」で感染する可能性は非常に高くなっています。 まわし打ちでなくても、ドラッグを使用しての性行為は無防備なことが多く、非常に危険です。
妊娠初期にHIV(エイズウイルス)感染がわかれば、適切な治療を受けることができ、
赤ちゃんに感染しないように対策をとることができます。必ず妊婦検診でHIV検査を受けましょう。
→母子感染について詳しく
HIV感染症/エイズは、自覚症状を感じにくいものです。
何か症状が出たとしても、他の病気との違いがはっきりしないため、感染が不安な場合は、必ず検査を受けることが必要です。
検査の種類 結果が出るまでの時間 | 料金 | 検査実施日 |
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通常の検査 1~2週間 即日検査 30分~数時間 |
約3,000円~約7,000円 | 診療時間内 |
検査の種類 結果が出るまでの時間 | 料金 | 検査実施日 |
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通常の検査 1~2週間 即日検査 30分~数時間 |
無料 | 各保健所により異なります |
検査の種類 結果が出るまでの時間 | 料金 | 検査実施日 |
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通常の検査 約1週間 | 10,500円(Type02) 13,650円(Type04) |
いつでも可能です |
少量の血液を採取して検査します。
これまでに説明した検査は、まず最初に行う、「スクリーニング(ふるいわけ)検査」 の内容です。 このスクリーニング検査の役割は、「陽性(感染している)」の方を逃さないという目的で行われる、精度の高い検査となります。 スクリーニング検査(右表※1)で、「陽性(HIVに感染の可能性あり、要確認検査)」 と判定が出た場合は、確認検査(右表※2) へ進みます。 確認検査(右表※2) でも「陽性(感染している)」となった場合は、エイズを発病しないための治療が必要となります。 |
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確認検査を終え、最終的に感染が判明すれば、専門医を受診して治療方針を決めます。
現在は、数種類の薬剤を服用することによって、HIV(エイズウイルス)の増殖を抑える治療が効果をあげています。
残念ながら、HIV(エイズウイルス)を体内から完全に消失させることはできませんが、治療がうまくいけば、エイズの発症を防いだり遅らせたりすることができ、通常の社会生活が可能です。
▼治療の内容について詳しく
▼治療費について詳しく
エイズ治療を行いながら社会生活を送るために、治療体制や相談機関が国や自治体などによって整えられています。
▼感染したら周りの人に知られますか
HIVを予防するには、HIV(エイズウイルス)を含む血液、精液(さきばしり液含む)、膣分泌液、母乳といった体液が、相手の粘膜部分(主に口の中、ペニス、尿道、膣、直腸など)や傷口などに接触しないことが重要です。
フェラチオ、スマタ、本番など、風俗の多くのサービスでHIVは感染する可能性があります。
本番やアナルセックスでは、コンドームを使用してサービスしましょう。
プライベートでのセックスなど、コンドームを使用することで予防できます。
パートナーの検査の必要性は?
セックスパートナーがいる場合、パートナーも感染している可能性があります。
あなたが感染している場合は、パートナーの検査が必要です。
妊娠・出産を望んでいる人は、特に一緒に検査を受けましょう。