
HOME > STD(性感染症)を調べる > ケジラミ症
陰毛が直接接触することにより、シラミの一種である「ケジラミ」が感染します。とても激しいかゆみが生じます。
性行為の際の接触感染がほとんどですが、毛布やタオルなどを介して、間接的に感染することもあります。
治療はケジラミの寄生する場所の毛を全部そるのが確実ですが、無理な場合は、シラミの治療薬として認可されたシャンプーやパウダーを使って治します。
なかなか予防ができないので、うつりやすいケジラミ。でも、ちゃんと治療すればすぐに退治できます。
・「ケジラミ」は吸血性昆虫で、体長1mm前後のシラミの一種です。主に陰毛に寄生して人間の血を吸います。
・ 陰毛どうしの接触感染が主なものですが、肛門周囲の毛、わき毛、胸毛、太ももの毛などに寄生することもあります。
・性行為以外に、毛布やタオルなどを介して、間接的に感染することもあります。
オーラルセックスによるのどへの感染はありませんが、口周辺のひげに感染する場合が考えられます。
パンツに茶色の点々がついている、などあったら要注意! ケジラミはシャワーやお風呂にはいっても落ちません。目で見てわかる場合もあります。
患部の視診を行い、ケジラミやその卵の確認を行います。
激しいかゆみがあったり、自分でケジラミを見つけたら、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
簡単に他人へ感染するので、速やかに対応しましょう。
一番確実な方法は、ケジラミの寄生している場所の毛を全てそることです。
ケジラミの寄生場所をフェノトリンパウダーやフェノトリンシャンプーで洗い落とし、殺虫することを繰り返します。
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・フェノトリンパウダー(スミスリンパウダー) ・フェノトリンシャンプー(スミスリンL) ※市販薬として販売しています。 |
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ケジラミと卵が全て駆除され、かゆみの症状がなくなれば治ったことになります。 |
パウダーの場合は、ケジラミの寄生場所に適量を散布し、1〜2時間後に洗い落とします。
シャンプーの場合は、3〜5ml を陰毛に塗り、5分後に洗い落とします。
これらの薬剤は卵には効果が弱いので、卵がかえる期間を見込んで、3〜4日ごとに3〜4回繰り返します。