
HOME > STD(性感染症)を調べる > 梅毒
治療薬ペニシリンが発見されるまでは、不治の病として恐れられていました。
今は早期治療すれば完治します。
かかる人が少なくなったと思われている梅毒ですが、毎年同じくらいの感染が報告されている病気です。
一度症状が出たあと、しばらくは目立った症状がないため、かかっていることに気がつかないことも。
梅毒に感染し病変部分があると、HIV(エイズウイルス)などにも感染しやすくなり、実際に梅毒とHIVどちらも感染している例も多々あります。
梅毒に感染したら、HIV検査もあわせて受けましょう。
梅毒に感染すると、症状が「3週間後」、「3ヵ月後」、「3年後」 と変わっていきます。
症状がほとんど出ない時期もあるため、注意が必要です。
・梅毒はトレポネーマという病原菌により感染します。
・皮ふや粘膜の小さな傷から病原菌が侵入し、血液中に入って全身に広がります。
・アナルセックスでの感染が特に多いと言われています。
・口に梅毒の病変部分がある場合は、キスでも感染します。
・母子感染で赤ちゃんに起こる先天梅毒は、妊婦検診が行われているため、現在はほとんどありません。
・毎月、定期的に検査を受けたい病気のひとつです。
感染部分にできる第1期のしこりや、第2期のブツブツなど、わかりやすい症状もありますが、それが梅毒なのか、他の皮膚の病気なのかは専門家でなければ見分けはむつかしいです。少しあやしいな、と思う出来物は、さわったり舐めたりするのを避けよう。
明らかに感染している自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
経口合成ペニシリン剤を、それぞれの症状に応じた期間、服用します。
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経口合成ペニシリン剤を、それぞれの症状に応じた期間、服用します。(※) |
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定期的な検査で 完治したか確認します。 |
第1期梅毒 | 2〜4週間 |
第2期梅毒 | 4〜8週間 |
第3期梅毒以上 | 8〜12週間 |
治療が必要な無症状の 梅毒で感染時期が不明なもの | 8〜12週間 |
十分な治療をしても、効果の確認に時間がかかることが多いので、 定期的な診察や検査で完全に治ったことを確認することが必要です。梅毒に感染しているとHIV(エイズウイルス)にも感染しやすくなるため、HIV検査もあわせて受けることが望ましいとされています。
梅毒を予防するには、症状が出ているところや、病原体がいるところ(先ばしり液、精液、尿道などの粘膜)と、自分の粘膜(膣内、尿道、喉、傷口など)が接触しないことが重要です。
フェラチオ、スマタ、本番など、風俗の多くのサービスで梅毒は感染する可能性があります。
感染力が強いので、症状がでているところにキスしたり、なめたりすることで感染することもあります。
プライベートでのセックスなど、コンドームを使用すると感染の可能性は下げられます。
ただし、コンドームをしていても、性器以外の病変部との接触により感染する可能性があります。
パートナーの検査の必要性は?
セックスパートナーも感染している場合がほとんどです。2人同時の検査と治療が必要です。